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開館日

高岡市美術館

  • 高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー

高岡市美術館開館30周年記念シンポジウム 

「こころのインフラ」を守る 私たちができることーふるさとの文化財を災害から救うためにー

2024年10月20日(日)13:30~15:30(13:00開場)

「こころのインフラ」を守る 私たちができることーふるさとの文化財を災害から救うためにー

日本は自然災害が多い国であるが、本年正月の能登半島地震の例をみるまでもなく、最近の日本列島は「大災害頻発時代」に突入したといってよいだろう。被災直後は人命の救助を第一優先に、生活基盤を支えるインフラ復旧が中心となり、被災した文化財までは手が回らない。国宝や重要文化財などの指定文化財は、元の姿を何とか取り戻せるが、未指定の文化財は跡形もなく消えてしまうのが現状である。そして、消えた文化財に喪失感を感じた時、文化財が「こころのインフラ」であることに気づくことになる。では、「こころのインフラ」である文化財を守るために、どうすればよいのだろうか。このような状況の中で日本の文化財防災体制を構築すべく、令和 2年10月に独立行政法人国立文化財機構の本部施設として文化財防災センターが設置された。同センターでは、文化財の減災、被災文化財の迅速な救援体制づくりと技術開発、そして災害時の文化財救援活動の支援という3つの使命を掲げ、多様な文化財に対する防災体制を構築するための事業に取り組んでいる。基調講演では同センターが取り組む活動内容や成果を紹介し、パネルディスカッションでは、阪神淡路大震災や東日本大震災において実際の現場で活動・経験したパネリストが課題解決について語り合い、多面的・多角的に提言する。本シンポジウムが、「こころのインフラ」である文化財のレスキューを広く市民と共に考える機会となることを期待する。

基本情報

名称 「こころのインフラ」を守る 私たちができることーふるさとの文化財を災害から救うためにー
期間 2024年10月20日(日)13:30~15:30(13:00開場)
場所

ウイング・ウイング高岡 4階ホール

参加費

無料

プログラム

〇【基調講演】「文化財の防災と災害復興」(40分)
講師/髙妻 洋成(国立文化財機構文化財防災センター センター長)

〇【パネルディスカッション】(60分)
コーディネーター/村上 隆(高岡市美術館 館長)

パネリスト(50音順)/
石村 智
(国立文化財機構東京文化財研究所無形文化遺産部 部長)
奥村 弘
(神戸大学理事・副学長、歴史資料ネットワーク 代表委員)
貝塚 健
(千葉県立美術館 館長、全国美術館会議災害対策委員会 副委員長)
髙妻 洋成

申し込み方法

席に限りがありますので、参加ご希望の方は10月19日(金)まで、申し込みフォームよりお知らせください。
(当日は申し込みなしでもご参加いただけます。)

主催

公益財団法人高岡市民文化振興事業団 高岡市美術館

共催

独立行政法人国立文化財機構 文化財防災センター
高岡市・高岡市教育委員会、高岡市美術館友の会

後援

富山県、富山県教育委員会、北信越博物館協議会、富山県博物館協会

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